日本でユニコーン企業が育たない理由とは!?

ユニコーン企業になりたいベンチャー、そもそもあるのかな

米国や中国に比べると日本はユニコーン企業が少ないといわれていますが、最近、その辺の新聞記事がありましたので、思ったところを書いてみました。

 

大企業の草刈り場になってない!?

日本では、ある有望なベンチャーやサービスが出ると、既存企業がうまくパクり、コスト競争等になり、M&Aで取り込んだりして、新規ベンチャーは潰れる。

大企業主催で、アクセラレータープログラムなど、最近盛んにやっていますが、大企業自身が、新規ビジネスを作り出せないから、そういうプログラムを作り、ある意味、新規ビジネスの草刈り場化していると思います。

支援を謳うが、結局、どこまで、新規ベンチャーの独自性を出せていけるのか、、。長いものには巻かれろ、ですね。

こういう取り組みをしても、大企業の衰退を止められていません。。

どうやって新規ビジネスの価値を上げていくのか、大企業の腕次第だと思いませんか。ある程度は、資本力などの資源で膨らむものの、どこまで大きくなるのか。。

大企業自体の時価総額も上がってないですよ。ここ30年間くらい何やってたのか、と思いますね。

 

ベンチャースピリットなんて、単語あったのか

ベンチャースピリットってもう死語でしょうか。。

アメリカは、独自性を大切にして、新しい仕組みを作り、価値を上乗せしていくのに対して、日本は、先行ビジネスを少し変化させて、コストダウンで競う(独自性が出にくい)。

そもそもの発想自体が違ってきています。

独自性を磨くより、大企業とのシナジーのありそうなものを作り、それを売る方が、効率が良い。つまり、IPOを目指すより、M&Aで売却(サービスを育てるより、目先の金)

ベンチャー企業も、新しい価値を創造するのに、疲れるし、育てるつもりもなく、待てない。。。

ベンチャー経営者の志向性にも、時代の変化があると思います。

 

VCやベンチャー支援者

ベンチャー支援界隈も、リスクマネーを投下しづらい環境なのだと思います。

ファンドを組成して、お金はあるのに、投資先がないとか言ってるVCもありますが、意味不明です。リスクを取りたくないだけでしょう。。

まず、スタートアップだと、ほんとに、少額出資で、リスクを取らない(サラリーマンVCだから、仕方ないのか)。

銀行も与信重視で、ベンチャーを育てるのに、向いていない。

関係者は、上場がゴールではないと言いつつも、明らかにゴールになっている。

IPO後、マザーズから東証一部指定の時くらいしか、POする機会もほとんどない(上場関係者が株式の希薄化を嫌がり、市場での調達も煙たがられるし、、上場の意味あるのか、と思えることが多々あった)。

どんどん市場で調達していったらいいと思う。

 

日本がいい

単に、比較すると、アメリカがいいのか、となりますが、私は、全て、アメリカがいいというわけでもなく、日本にもいいところがありますし、ただ、アメリカに負けたくはないな、と思います。

もう一度、世界で戦える日本でありたいですね。

日本の環境とかのせいにしても仕方ないので、ビジネスで、自分の理想をただ追求していくことにしました。

 

最後に

しかし、米国と日本の上場企業の一社あたり平均時価総額の差は大きいですね。30年前の時価総額の比較だと、日本企業が世界のトップをほぼ占めていたのですが、いまは、ほとんど、アメリカと中国の企業です。。

失われた30年という言葉があります、日本からも、大企業の成長も含めて、メガ企業が誕生してほしいですね!

関連記事

  1. 税理士、社会保険労務士、司法書士などの専門士業の後継者問題

  2. 社外CFOの役割

    「株式会社Flow Groupが運営するコンサル業界メディア「コンサル…

  3. サイト売買による収益獲得 

  4. 海外進出! ベトナムとはどんな国!?

  5. ハノイ ノイバイ国際空港でプラオリティパスが使えるようになってます!

  6. 起業するには、やっぱりフランチャイズが取り組みやすい!